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秋田市での試合には、なまはげも登場

 球団創設21年目、東北楽天ゴールデンイーグルスの「悲願」がひっそりと達成された。

 8月27日、秋田市のこまちスタジアムであったソフトバンク戦。本拠地の楽天モバイルパーク宮城を含めた、同一シーズンでの東北6県での主催試合開催が初めて実現したのだ。

 5月20日、盛岡市のきたぎんボールパークでの試合をスタートに、6月5日に福島県郡山市のヨーク開成山スタジアム、6月10日に山形市のきらやかスタジアム、8月26日に青森県弘前市のはるか夢球場と東北地方を行脚した。

 「王手」がかかった秋田市での試合は当初、悪天候が予想されたものの、プレーボール前には晴れ上がり、無事に試合が成立した。

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 「東北全6県開催」は過去に2017年と昨年の2シーズン、日程に組み込まれていたが、17年は福島県、昨年は岩手県での試合が雨天で順延し、実現していなかった。

 森井誠之球団社長は23年8月に就任してから、東北での全6県開催に並々ならぬ意欲を示してきた。

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東北6県開催を達成して喜ぶ楽天の森井誠之球団社長=秋田・こまちスタジアム

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